「FXでスキャルピングしか勝てない」それは弱点ではなく、実は正しい選択だった。
スキャルピングしか勝てない自分を、私はずっと否定していた
「FXはスキャルピングしか勝てない」
このワードを初めて検索した日のことを、私は忘れられない。
悔しさでも、怒りでもない。
なんだろう、もっと静かで、もっと寂しい何かだった。
長期では勝てなかった。
押し目も戻りも、頭では理解しているのに、実際にやるとブレた。
3日持つだけで心が削れた。
含み益が減るのを眺めていると、胸の奥がザワザワする。
そのくせ、スキャルピングだけ妙に勝てる。
勝ててしまう。
理屈じゃなく、感覚で勝ってしまう。
けれど、それを「胸を張って言えない自分」がいた。
短期しかできないのは、劣等なのかもしれない。
不器用なだけなのかもしれない。
私はそんなふうに思っていた。
もしあなたが同じ気持ちなら、この記事は少し役に立つはずだ。
そして、先に結論を置いておく。
スキャルピングしか勝てないのは弱点じゃない。
あなたが向いている時間軸に気づいたというだけだ。
その証拠に、私が実際に使っている朝のスキャル手法を、ここに置いておく。
あとで読むために保存してほしい。
スキャルピングしか勝てない…それは“欠点”ではなく、“気質”だった
私は長いこと、スキャルピングで勝てる自分を認められなかった。
だって周りはこう言うからだ。
長期こそ王道。
スイングが上手い人が本物。
短期はギャンブル。
スキャは不安定。
そんな言葉を何度も何度も見てきた。
だから私は「自分は間違っている」と思い込んでいた。
でもある日、気づいてしまった。
私は“待つ”という行為が、圧倒的に向いていなかった。
含み益が減ると心が揺れる。
ニュースで上下すると集中が切れる。
寝る前にポジションを持っていると眠れない。
こういう性質を持つ人は、一定数いる。
そしてそのタイプは“短期のほうが安定する”。
私が負けていたのは、実力がないからではなかった。
向いていない場所で無理に戦っていただけだった。
スキャルピングだけ勝てる、という現象は、ただの“適性の偏り”なのだと、ようやく理解できた。
そして、適性に従った瞬間、心が静かになった。
私はなぜ長期で負け、短期で勝てたのか
理由はとてもシンプルだ。
長期は、余白が多すぎる。
余白が多いと、私は考えすぎて壊れる。
スキャルは余白がほとんどない。
判断して、終わる。
このリズムが、私の気質と噛み合っていた。
もう少し具体的に言えば、
-
・考えすぎる前に完結する
・負けてもすぐ終わる
・翌日持ち越さない
・未来予測の負荷が少ない
・今の足の強弱だけで勝負できる
この“速さと静けさ”のバランスは、私のメンタルと驚くほど相性が良かった。
スキャルピングが得意というより、“長期に向いていなかっただけ”なんだと気づいたのは、ずいぶん後だった。
承認されない勝ち方には、独特の孤独がある
スキャルで勝っていても、私はそれを他人に堂々と話せなかった。
なぜなら「短期しかできない=弱さ」という空気がFX界隈にはあるから。
でも、その空気自体が間違っていた。
本来、勝ち方に優劣なんてない。
長期にも短期にも、向き不向きがあるだけ。
それなのに私は不必要に自分を責めていた。
勝っているのに、自信がなかった。
だからこそ強く思う。
スキャルピングしか勝てない人は、自分の勝ち方を“正しい”と言ってもらえる機会が少ない。
だから孤独になる。
だから検索する。
私もそうだった。
もしあなたもそんな状態なら、一度だけこの手法を見てほしい。
あなたが間違ってない、と心で理解できるはずだから。
スキャルピングしか勝てないのは、“選んだ時間軸”の問題だった
長期で勝てる人は、“待つ時間が静かになるタイプ”だ。
短期で勝てる人は、“待つ時間が騒がしくなるタイプ”だ。
私は後者だった。
そしてこれは、優劣ではなく“構造”の問題。
気質と時間軸の相性。
だから、スキャルピングしか勝てないという現象は、あなたが「正しい場所に立っている」サインであり、間違った場所から離れた結果でもある。
長期はすごい。
スキャはすごくない。
そんな話じゃない。
あなたにとって、どちらが静かに勝てるか。
ただそれだけだった。
私はその事実に気づいた瞬間、余計なプライドも罪悪感も消えた。
結論──スキャルピングしか勝てない私は、弱かったのではない
スキャルピングしか勝てない。
その言葉の意味を、私は長い間勘違いしていた。
勝てるのに自信がない。
成果があるのに胸を張れない。
うまくいっているのに否定してしまう。
でも今は違う。
それは弱さではなく、“正しい選択”を見つけただけだった。
自分の気質に合うものを選んだだけだった。
向いていないものを捨てた結果だった。
その決断は、弱点ではなく、確かな強さだった。
もしあなたも短期だけ勝てるなら、無理に長期へ矯正しなくていい。
短期が合う人には、短期の勝ち方がある。
それだけのことだ。
最後に、私が勝てるようになった“朝だけスキャル”をもう一度置いておく。
静かに勝つための材料として、使ってほしい。
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